カイのライス大学 アメリカ留学ブログ

アメリカ テキサス州 ライス大学での留学ブログ

アメリカで大人気のYes Theory とは?令和のビジネスモデル?

こんにちは、かいです。

あれは高校2年生の夏頃だったと思う。

僕は部活漬けの毎日を送っていた。

起きては部活に行き、真夏の太陽の下で泥だらけになって、帰って寝る。

「あー部活あるから無理だわ。」

それが僕の口癖だった。

.......

そんなサイクルを送る日々の中で、Yes Theoryに出会った。

彼らの動画を見始めると、今までなかった感情が芽生えるようになった。

「新しいことをしてみたい」

「自分が知ってる世界はまだまだ小さい」

「もっとYesを増やしたい」

これを機に、僕は高校生クイズ出てみたり、ギター始めたり、大学で新しいスポーツ始めたり、留学したり、色んなことに挑戦するようになった。

彼らが僕を動かした。

そして世界中の人々を日々動かしている。

 

そんな僕の大好きなクリエイター

Yes Theory (イェス・セオリー)について

今日は書きたいと思う。

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Yes Theory (初期メンバー)左からアマー、トーマス、デリン、マット

彼らについて今回書こうと思った理由は

  • 彼らのフィロソフィー(哲学)を広めたい
  • けど彼らについて解説する日本語メディアがない

自分自身がかなり彼らに影響を受けてきた。

だからこそ、みんなにも知ってほしい。

では。

1. Yes Theory とは?

Yes Theory は現在、アメリカ・カリフォルニア州を拠点に活動しているクリエイター集団だ。

01/29/2020現在、YouTube上で約600万人の登録者を誇っている。

"Seek Discomfort"をモットーに、アパレルやポッドキャスト、イベント開催など、多岐にわたって事業を行なっている。

結成は2015年カナダにて。

2. メンバー

編集者等含め、約10人弱で活動していると思われるが、ここでは創業メンバーの4人を紹介したい。

トーマス(Thomas Brag) 

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パリ生まれ。2015年にカナダのMcGill大学を卒業。

Yes Theoryを始める前は自ら起業を経験している。

また、1人でYouTube活動も行なっていた。

アフレコがうまい。

 

マット (Matt Dajer)

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アメリカ生まれ、幼少期はパリに住んでいたらしい。

トーマスと同じく、McGill大学を卒業。(2014卒)

結成前はHeart City Apparelというファッションブランドを立ち上げていた。

大1の時はパーティーに明け暮れていたらしい。

弟が編集マンとして一緒に活動している。

 

アマー(Ammar Kandil)

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エジプト生まれ、エジプト育ち。

African Leadership Academyという南アフリカの高校に通っていた。

2017年にQuest University Canada を卒業。

Yes Theoryの活動をめぐり、父親に勘当されている。

 

デリン(Derin Emre)

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トルコ生まれ。

2017年にビザの問題帰国せざるを得ず、Yes Theoryから脱退。

今彼がどこで何してるのかわかる人いたらコメント下さい。笑

 

3. 哲学

彼らのビジネスにおいて一番大事にしてるのが、哲学だ。

Seek Discomfort

直訳すると「不快を求めろ」

わかりにくいね。

わかりやすく言うと、

人生の最高の瞬間・出会いは、何かに挑戦した時にある。

1歩踏み出そう。

ということ(これでも分かりにくね、、)

1週間前に食べたものとか、見たテレビってほとんど覚えてないよね。

でも好きな子に告白したり、スカイダイビングした日は記憶に残ってるのかなと思う。

つまり、やりたくないこと、怖いことに挑戦するとそれが思い出として残りやすい。

新しい発見があるかもしれない。

たまたま話しかけた人が、後に自分の人生を変えるような人だったり、

たまたまギター始めたら、ハマって歌手を目指すようになったり。

それと、YES

恐怖に立ち向かうことに。愛に。冒険に。己の心に。人生に。

彼らは敷かれたレールから外れ、夢に向かうことにYesと言った。

多少バズり始めた頃あるTV局からオファーを受けるも、方向性が違うことを理由に大金を断り、己の考えを信じることにYesと言った。

「絶対に無理だ。」「馬鹿なことをするな。」

そう言われながらも自分達を信じて突き進んだ。

彼らは事業を通してこの考えを広めようとしている。

 

英語しかないけど、彼らの紹介動画は以下から!


2 Years of YES in 7 Minutes

 

 

4. ビジネスモデル

彼らのビジネスモデルは非常に興味深い。

ナイキやアップルを始めとしたほとんどのブランドはまず商品を持ち、その後マーケティングを通じて「おしゃれ」「最先端」、そんなブランドイメージを構築している。

Yes Theoryはその逆だ。

無料動画を通じて哲学を広め、コミュニティーを作った上で、商品を展開している。

「こいつらの生き方、カッコ良すぎる」

「私も彼らみたいに自分に正直に生きたい!」

彼らの生き様で見てる人の感情を動かすこと。

それがYes Theoryのブランドを作り上げている。

だからこそアパレルをやろうと、イベントを開こうと、世界中のコアファンがお金を払う。

別に商品が他より優れているわけではない。

その服に込められた、Seek Discomfortの哲学を身につけるために買うのだ。

こうしてYes Theoryはただの「YouTuber」から世界中にファンを持つ「ブランド」へと変わる事が出来た。

 

特に今の若者(少なくとも欧米では)は、社会貢献やサステイナビリティをはじめとした、世の中のためになることをしている企業・個人を好む傾向にある。

Yes Theoryのようにメディアファーストで成功する企業が増えてきたのは必然のように思える。

具体的にどうやって?

制作+繋がる

これが彼らの方程式だ。

コンテンツを作り、彼らの哲学に共感する人々(コミュニティー)と繋がる。

彼らはFacebook上でYes Theory Fam というコミュニティーを作っている。(現在約154.1Kメンバー)

Yes Theoryマインドを持つ人が集まるこのコミュニティでは、毎日のように様々な話題に対して議論等が行われている。

"A Stranger is just a friend you haven't met yet."

(見知らぬ人とは、まだ会ったことのない友達だ。)

Yes Theory の動画で度々出てくる名言だ。

小さい頃、多くの人が「知らない人とは話しちゃダメだよ。」と教育されてきたはずだ。

そんなことはない。たくさんの人と話し、視野を広げるべきだ。

そうYes Theoryは教えてくれる。

Yes Theory Famは世界中の人と出会い、会話することができる場だ。

これを読んでるあなたも、参加してみては?(英語の勉強にもなるよ!!)

 

5. おすすめ動画

百聞は一見にしかずなので、僕のおすすめ動画を紹介!

1. Sneaking in EVERYWHERE for FREE

工事用の黄色いベストを着れば、どこにでも侵入できる説。

シンプルに笑える。割と初期の動画で編集もちょっと雑な点もなんか良い。(語彙力不足)


Sneaking in EVERYWHERE for FREE (Yellow Vest Experiment)

2. Convincing Strangers at Airport to Fly Somewhere Else with us 

空港で知らない人に話しかけ、「今から一緒に旅行いこう!」と誘う企画。

もしこの企画がなければ、この人たちが会うことはなかったのか、、、

YESを言う大切さを教えてくれる動画。

www.youtube.com

3. We Threw A Wild Part With No Money!!

0円でパーティーは開催できるのか??

会場、ラッパー、お酒、食べ物、人をどうやって集めるのか、注目。

行動力の大切さを学ぶことができる。

www.youtube.com

6. まとめ

Yes Theory は自らの生き様を通じて世界中の人々の繋げ

何かに挑戦する後押しをしている。

彼らはもうただのYouTuberではない。

Yes Theoryそのものが哲学であり、社会現象だ。

Podcastやファッションブランド"Seek Discomfort"も運営しているので

気になる人はチェック!

新しいビジネスモデルを通じて急成長してきた彼らがこれからどうなっていくのか

非常にみものだ。

 

彼らについてもっと知りたい人がいれば、コメントしてね!

 

あでぃおす

 

参考:

“Yes Theory” Promotes A New Kind of Business | by Kate Ward | Medium