アメリカ 大学スポーツの仕組み Part 2 - NCAAのDivisionについて-
こんにちは、かいです。
今回は
NCAAのDivision
について。
Divisionって?
簡単に言うと、
サッカーのJ1, J2
東都大学野球連盟1部リーグ、2部リーグ
みたいな構成のこと。
NCAAには3つのDivisionがある。
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Division 1 (D1)
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Division 2 (D2)
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Division 3 (D3)
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この3つ、どう違うの?
- 競技レベル (D1>D2, D2≒D3)
- 奨学金 (athletic scholarship)
NCAAがそれぞれのDivisionにおいて選手にあげられる奨学金の量を決めている。
D1 >D2
選手からしたら、よりお金をもらえる方が得。
だからこそ競技レベルに差が出てくる。
D1 : ぶっちゃけ、ほぼプロ。
スポーツのためだけに大学に入学するイメージ。(スポーツによって異なるけど)
競技レベル、収益、認知度、全てにおいてD2,D3 よりも基本的には上。
奨学金:D2よりもあげられる量・人数が多い。
ex) アメフト: 80人
バスケットボール 男: 13人 女: 15人
ちなみにライスはD1。
D2 : D1に比べスポーツだけじゃなくて勉強もしなさいっていうバランス型。
奨学金もD1より与えられる量が少ない。
ex) アメフト: 36.0人分
バスケットボール 男女共に10.0人分
D3: 競技レベル的にはD2と同程度のイメージ。強いところは強い。
D2との違いは、スポーツの奨学金を与えられないという点。
日本の体育会と一番似ているのがD3だと個人的に思う。
Athletic scholarshipをもらえない代わりにFinancial aidだったりAcademic scholarship など、普通の学生と同じように奨学金をもらって学校に通う。
学校側からしても、D1に所属するには色々ルールがあるしお金もかかるから
D2,D3のままでいいや、ってとこが多い。
奨学金の中にも "Head-count" sports と"Equivalency" sportsがあったり、
アメフトはD1でも2つのリーグに分かれてたりするから
それはまた後ほど。
とりあえず、簡単にまとめると
NCAAには3つのDivisionがあって、
D1はスポーツ奨学金あり&多い
D2もスポーツ奨学金ありbut少ない
D3はスポーツ奨学金なし
日本の場合、1部2部は完全に実力で分けられてるけど、
アメリカではそれ以外にもたくさんルールがある。
おしまい。
また次回。
あでぃおす